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●かずら細工、わら草履に挑戦しよう!
1月27日、筥崎公会堂で山口県阿武郡阿武町の林業振興会(以下振興会)との交流イベントが行われた。今回のイベントの企画は、筥崎放談会(以下放談会)のスタッフで山口県出身の梶山裕子さんが、以前山口でローカル番組のリポーターをしていた頃の縁により実現した。当日は、振興会の皆さんに教えてもらうかずら細工・わら草履・森のクラフト教室と、ナメコ汁、ムカゴ入り竹筒飯、特産品の販売が行われ、冬空の寒い中、まちと里山のにぎやかであたたかい交流の輪が広がった。
●教えたり、反対に教えてもらったり
振興会のメンバーは、林業の経営者はもちろん、町の職員の方や県の農林事務所の職員の方も含まれている。今回は83歳のおじいさんから24歳の若手まで20名が参加した。イベントの前日には、放談会・公会堂の若手スタッフと振興会の交流会が行われた。振興会副会長の白松博之さんが、木の枝を輪切りにした手作りの名札を作ってきてくれていた。「この枝は、白松さんの山の木の枝だったのだなぁどんな山だろう」と想像が膨らむ素敵な名札を胸に料理を囲み、あちらこちらで話しに花が咲いた。
当日は、公会堂のオープンデッキと近くの駐車場と屋外で行われる予定で、前日のしぐれた天気を心配であったが何とか晴天に恵まれた。準備をしていると、近所のおじいさんがやってきている。聞くと、このおじいさんはわら草履づくりの名人なのだが、今日は山口県から教えに来るということで自分の作り方とどこが違うのか知りたいとこの日を楽しみにしていたそうである。教室まで、まだ時間があるが待ちきれないようだった。
教室には主婦や家族連れ、学生など54名が参加した。わら草履は足の指を使って作るので、皆裸足になり、先生を囲んで輪になって習った。私も以前からやりたかったかずら細工に挑戦した。用意されていたかずらは太いものから緑の細いツルまで様々であった。この緑のツルは、時間が経つにつれて黒くなり、しっかり作れば長く持つ丈夫なかずらだそうだ。友達3人と参加したが、日頃はよく話す4人も初めての籠づくりで、かずらの弾力を感じながら夢中で作った。各教室では、先生に習った学生が今度は自分で小学生にわら草履の作り方を教えていたり、参加した人が作る籠の形を見た振興会の人が「へぇ、この形は珍しいねぇ。こんな編み方もあるのか。」と逆に感心する場面もみられた。 場所が商店街の道路沿いなので、道行く人がその様子を覗いていき、周囲には多くの人だかりができた。
●一過性のイベントで終わらせない
振興会は、阿武町を知ってもらうため、またまちの人が何を求めているかを知るために、春の「山菜狩り」、夏の「間伐体験と木工教室」や林業・農業体験の受け入れ等様々な活動を行っている。その交流を通して阿武町のファンになった人(各地に散在している)で構成されるメーリングリストを持っており、そこで企画の内容を話し合ったり、イベントのお手伝い募集などのお知らせを流したりしている。
この日も、以前振興会にお世話になり、その後福岡に住んでいる方など数人が手伝いに来られており、振興会の人に混じって「おいしい椎茸はいかがですか?」と道行く人に声をかけていた。
放談会では、今回が初めて他の団体と共催の参加型イベントだった。当初は「ふるさと体験!わら草履・かずら教室」のチラシを見れば多くの申し込みがあると考えていたのだが、思うように集まらず、カフェ万福館に食事に来た人や、各個人のネットワークに呼びかけたことで多くの参加が得られた。今後、広報の仕方やイベントの運営については更に工夫が必要という課題も出てきた。この阿武町との交流を始まりとして、次は放談会が阿武町に遊びに行こうという話や、公会堂が振興会の木工品等を販売する阿武町のアンテナショップになっては?という意見も出てきており、更に人の輪が広がっていきそうである。(あいこうみほ)
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