<よかネット>No.51 2001/05
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西南大学ブランドのお菓子のはなし


久留米・筑後地域の地場産業振興のための調査で、お菓子のことを調べているうちに西南大学の先生から大学ブランドのお菓子があるという情報をつかみ、早速このお菓子開発に係わってきた元大学生協の責任者の方に開発の経緯や効果などをおうかがいした。
●開発のきっかけは九州大学の「イモ九」から
 平成5〜6年頃に九州大学出身であった如水庵(じょすいあん)の社長が、九州大学の何かの集まりの時、大学生協に九州大学ブランドのお菓子開発を持ち込んだのが大学ブランド菓子の始まりだそうだ。
今、この九州大学ブランドのお菓子は、昔、九大の学生が「イモ九」と言われていたことから、イモをテーマに開発し、今、九州大学の生協で販売されている。 この話がきっかけで、2年後の平成7〜8年頃に如水庵が西南学院大学に大学ブランドのお菓子づくりの企画を、九州大学と同様に大学生協に持ち込む。しかし、この当時生協の責任者の方は生協だけの話ではなく大学全体の取り組みとした方がよいと判断し、大学の広報課に相談したところ、トントン拍子で開発の方向になったらしい。
現在、西南学院大学は学生数約8,000人と福岡でも有数の私立大学であるが、やはり今後の少子化に伴う大学間の競争に備え、少しでも大学のイメージやブランドを創り出す必要があることから、このプロジェクトに大学側の反応が早かったとのことであった。
●大学関係者の出張時のお土産に利用
どのようなお菓子を作るかは、大学内にプロジェクトチームを組織し、お菓子会社と一緒になって開発したそうだ。西南学院大学はアメリカ南部の宣教師のC.K.ドージャーによって1916年(大正5年)にキリスト教主義の学校として創立されたのが始まりであるため、“和”より“洋”のイメージいうことでサブレとしている。また、周辺の松林のイメージを表すため、サブレの上に松の実をトッピングしている。さらにスクールカラーの「深緑」をベースとした包装デザインも洒落ている。
このお菓子は今、大学の生協と西新にあるデパートのお菓子売場だけで販売されているが、やはり大学関係者が出張する時や学会時のお土産として良く利用されており、また、郷里に帰るときにお土産として買っていく学生もいるとのこと。
製造する方も生産するロットがあるので、職員数が少なく、利用が少ないような大学では採算割れとなる恐れがあるため、どこの大学でもできるという話しでもないようである。
 お菓子会社とすれば話題づくりという点では面白いようであるが、逆に大学ブランドということが足かせとなって一般消費者には浸透するには時間がかかりそうである。           (やまだ たつお)



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