<よかネット>No.51 2001/05
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自分で作ったお菓子の味は格別なもの
〜佐賀和菓子作り体験


 久留米地域の地場産業振興のための調査を今年もお手伝いすることになり、その業種の中に「お菓子」が入っていたことがきっかけで、JR九州の企画で、佐賀市の村岡総本舗で行われている「駅長おすすめの佐賀和菓子作り日帰り体験の旅」に参加してきました。
●参加者は圧倒的に20歳代の女性が多い
 この日の参加者は全部で16人。そのうち男性の参加者はたった2人(当社の山田と夫婦で参加のご主人)でした。14人の女性もほとんどが20歳代で、参加者は年輩の人が多いのではないかという私たちの予想を裏切るものとなりました。
 村岡総本舗のこの企画の担当である大塚さんにお話を聞いたところ、JRからこの企画の話を受けたときに、お店に来られるお客様は主婦が多いこと、また年輩の人の方が自由な時間のある人が多いのでは、ということから参加者は年輩の人が中心になるだろうと予想をしていたそうです。しかし、昨年10月からの半年間の参加者559名(子どもの料金設定がないため、子どもの数は除く)のうち、なんと80%が20歳代の女性、年輩の人の参加は10%程度であるとのことでした。ただ、何度も参加されているのは年輩の人の方が多いそうです。
●お菓子づくりに美的センスは欠かせない
 この日、私たちを指導してくださったのは村岡総本舗の大蔵登一さん。大蔵さんともうお一人、2人で交代で講師をしておられるとのことでした。
 まず最初に材料についての説明を受けました。その説明は以下の通りです。
・あん−白あんでお菓子の基本となるあん。「てぼ」という白いインゲンを使う。この「てぼ」は豆自体にくせがないのでお菓子に使いやすい。一般的に市場に出回るものではなく、価格は60kgで約4万円。強火で練り上げてあんに空気を入れることでサクッとしたあんができあがる。
・外生地(あんを包む生地)−あんを包みやすくするため、あんに求肥(「ギュウヒ」と読む。もちの粉)を入れあんよりも少しねばりけを出している。
・きんとん−あんに水あめを加えてやわらかくする。これらの材料はすでに村岡総本舗の方で作ってあったので、私たちはそれを使ってお菓子をかたち作るところを体験しました。
 この日作ったお菓子は全部で6種類。あんと外生地を使った「水仙」「梅」「桃(果物)」「菊」と、あんときんとんを使った「菜の花」「早春」です。外生地をひらたくのばしてあんを包み込む、網でこしたきんとんをあんのまわりに飾り付けていく、という2つの作業を行いました。
 外生地をひらたくのばさないと、生地の薄いところができてあんがはみ出してきます、という注意が先生からありましたが、私はなかなかコツがつかめませんでした。何より一番難しかったのは「桃」の形を作ること。先生が机を順番にまわって間近で見せてくださったのですが、私の場合、結局本物の「桃」にはほど遠いものとなってしまいました。上手にできている人を横目で見ながら、自分にもう少しセンスがあったらうまくいっていたのだろうな…と思ってしまいました。
●お抹茶を飲みながら自分で作ったお菓子を味わう
 お菓子を作り終わるとお抹茶を飲みながら、自分の作ったお菓子をその場で味わうことができます。企画が始まったころは作った6つのうちの1つを食べながらお抹茶を飲むことにしていたそうですが、実際に食べたのは夫婦が1組、それも2人で12個作ったうちの1つを半分ずつ食べただけ。確かに作ったお菓子をプラスチックのケースに入れ、箱に並べたものを見るとそこから1つだけなくなってしまうというのは何だか寂しくて、食べるのが惜しくなってしまいます。そこで講師のお2人が社長にお願いしたところ、その場で食べるために1つ余分に作ることを了承してくださったとのことで、今回は7個作ったうちの1つをお抹茶を飲みながらその場で食べました。食べるために作ったものとはいえ、何だかもったいなくてなかなか手をつけることができませんでした。自分でいうのもなんですが、味は格別でした。
●家では和菓子を作ろうとは思わない。だからこそ経験して みたい
 私も家ではクッキーやケーキなどの洋菓子を作ることはありますが、和菓子を作ることはありません。実家で祖母がよくおはぎやかしわ餅を作ってくれていましたが、何よりもあんを作るのが大変そうというイメージが私の中には残っています。一番大変なあんを作るところは村岡総本舗の方でしてくださっていたわけですが、2時間でめったに作ることのない和菓子作りが体験できる、という手軽さが若い女性に人気がある秘訣なのかなと思いました。この日の参加者の中には長崎から参加しているという女性の4人グループもおられました。また、ちょうど佐賀市でひなまつりが行われていた時期だったこともあり、これが終わったらそちらを見てまわろうと思っています、という方もおられました。
 この佐賀和菓子作り体験は博多駅を基点とする場合、JRの往復料金(自由席特急券)と和菓子作り体験で4,300円です。また、佐賀駅から村岡総本舗、極楽湯の相互間のタクシー料金(1区間1台500円)を割引、「極楽湯」の料金を割引、などといった特典がついています。
 お菓子づくり体験は当初、2000年10月から2001年3月までの予定でしたが、大変好評で今年の9月30日まで延期になったとのことです。作るお菓子は毎月変わるそうなので、和菓子好きの私はもう一度参加してみようかなとも思っています。皆さんもいかかですか。(かじはら りか)
 



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